「ケチャダンス」は期待しないで見てみたら結構圧巻される。大人数でするところがいいのかもしれないが、なかなか見ごたえのある。バリ特有の舞踏劇で、多くの男性が大合唱する。インドの大長編詩であるラーマーヤナの物語を題材に舞踏劇様式で演じられるそう。「ケチャダンス」が生まれたのは、1920年代後半で一人のドイツ人画家によって提案されたものだとか。バリ芸術が発展しながら「ケチャダンス」も一緒に誕生していったよう。
因みに、インドネシア語ではケの発音がないため、チャとも呼ばれるそう。また、「ケチャダンス」のリズムとパートもちゃんと分かれ、チャと言う呼び声をリズムに合わせて合唱していく。