リヨンの旧市街にあるサン・ジャン教会。1180年から1480年にかけて立てられた教会で、ロマネスク様式とゴシック様式が入り混じっているのが特徴的。ここは、フランス王アンリ4世がマリー・ド・メディシスとの結婚式をあげたとされる教会であり、またルイ9世が葬られているほか、14世紀に設置された天文時計がよく知られている。建築費用の不足から当時計画した装飾品のすべてがそろわなかったそうで、窓にしてもステンドグラスでなく、普通のすりガラスがはめ込まれていたりと、各所にそういったものが見られる。内部のからくり時計は、1時間後に自動演奏する。