西経160度から150度に横たわるハワイ諸島についての豆知識!!
・ハワイ州とは・・
ハワイ州は、北緯19度から29度の北回帰線の真下に横たわる多数の島と環礁からなる諸島である。19の島および環礁からなり、総面積は約28,313km2である。この内8つの主要なハワイ州の様子を中心に採り上げるつもりである。 ハワイ州は行政上はアメリカ合衆国の領土であるが、地理学による六大州の分類ではオセアニアに属し、オセアニアの海洋部の分類ではポリネシアに属している。
・ハワイ州ができる原理・・
ハワイ週の島が誕生した場所は、現在のハワイ島の位置である。ハワイ島の下にはホットスポットと呼ばれるマグマの噴出口があり火山は海山として成長する。ついには海面に姿を現して島となり更に成長を続けますが、100万年間に51kmという速度で北西に移動する太平洋プレートとともに島はホットスポットから離れていく。ホットスポットから完全に外れると、火山活動もなくなり成長が止まる。一方、ホットスポットの上には新たな海山ができ島となる。これを繰り返してできたのが直線上に点々と並ぶハワイ州である。従って西北に位置する島ほど古く、侵食された期間も長いために小さい。さらにその先には水没した火山(海山)も連なっており、ハワイ-天皇海山群を形成している。また最南東部にあるハワイ島が一番新しく、最近200年間の火山活動はここハワイ島だけである。さらにその南東の海中にはロイヒ(en)という新しい火山が成長している。ハワイ島は5つの火山でできているが、半分を占めるのがマウナロア山である。海抜4,000mを超え、海中部分は5,000mに達する。マウナ・ケアは標高4205mでハワイでもっとも標高が高い山で、日本の国立天文台が設置した「すばる」がある山である。 ハワイの火山噴火は流動性のある玄武岩溶岩が流れ出すもので、環太平洋地域で見られる安山岩の激しく危険な噴火と異なる。