イタリアのカンパニア州にある火山「ヴェスヴィオ山」。ナポリから東へ約9kmのナポリ湾岸を見下ろす位置にそびえている。標高1281mのヴェスヴィオ山と1132mのソンマ山とよばれる外輪山とからなる複合成層火山だ。紀元後79年8月24日の大噴火は、世界中の知るところである。この大噴火により、ポンペイ市は5メートルもの火山灰に埋め尽くされたそうだ。
噴火直前、ポンペイの人口は1万~2万人と言われ、その内逃げ遅れた住民2000人が犠牲になったとのことである。ちなみに一番最近の噴火は1944年3月22日で、被害にあったのは、サン・セバスティアーノ村だそうだ。