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昌徳宮の中の“宝物”

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知っておくともっと楽しくなる!昌徳宮の建築物について知ろう!

ユネスコ世界遺産に登録されている昌徳宮には、“宝物”に登録された数々の建築物が存在します。
“宝物”とは、伝統深く貴重価値の高い文化財で、国宝の次に重要な有形文化財の事を言います。
昌徳宮の正門である「敦化門」は宝物第1762号、ほか衿川橋、熙政堂、大造殿などがあります。
行く前に知っておくともっと楽しくなる昌徳宮の“宝物”についてご紹介いたします!

昌徳宮とは?

昌徳宮は1405年(太祖5年)朝鮮王朝に離宮として建てられ、朝鮮時代の王宮の中でもっとも長い間、王室が住んでいた場所です。1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。

宝物 第383号「敦化門」

宮の入口である「敦化門」は、現存する宮殿の正門のなかで一番古い門です。
1412年に初めて建てられ、現存するのは1609年に建てられたものです。
敦化門は象徴的な門であり、大きな行事や王様の出入の時のみ使用されました。
また、朝鮮時代では、門楼に鐘と太鼓があり、百姓たちに時刻を知らせていたと言います。
敦化門の不思議な点は正門でありながら、昌徳宮の西南端に位置していること。
そのため、昌徳宮の正殿である仁政殿を見るためには、敦化門を越えて、さらに2つの門をジグザグに通って行かなくてはなりません。

宝物 第1762号「衿川橋」

敦化門を通って、右側、進善問の手前に流れる小さな川の上に半円形の石橋が「衿川橋」です。
現存する宮殿の石橋のなかでも一番古い橋で、1411年に築造されました。
 
 
橋を横から見ると、日本にもある眼鏡橋のような構造になっています。また、アーチの間にはよく見るとトッケビ(妖怪)の顔が描かれています。そのほか、橋の上には、河馬、獅子といった宮殿の威厳を象徴する彫刻で装飾されています。

宝物 第815号「熙政堂」

熙政堂は王と王妃のプライベートな空間である内殿として王が最も多くの時間を過ごした場所です。
朝鮮後期に入ると、御前会議室として使用されるようになり、ここで王が政務を行っていました。
1917年に昌徳宮の火災によって消失したのち、1920年に景福宮の康寧殿を移し、復元に使用されました。
 

熙政堂の内部を見てみると、応接室には西洋式の家具が置かれており、西洋の影響を多く受けたところも特徴です。

宝物 第816号「大造殿」

熙政堂の向かいに位置する大造殿。こちらは国王と王妃の寝室として使用された間で、中央の広い板の間を挟んで両側に王と王妃のオンドル部屋を配置しています。1917年に火災で焼けた跡地に景福宮の交泰殿を移し建てて、現在の姿になりました。
朝鮮最後の王妃である純貞孝皇后の居所だったので、固有の装飾や壁画、障子の組子などがよく保存されています。
裏側には4段の階段式庭を作って後苑にし、建物の後ろ側の突出した縁側から景色を鑑賞できるようになっています。

知ってみるともっと面白い!古宮探訪

昌徳宮の建築物がいつ頃造られて何に使われたのか、事前に歴史を知っておくと古宮での散策がより楽しく感じられます。時間があれば是非、美しい景観が眺められる後苑も一緒に散策してみましょう。

 

●観覧料

建物エリア 大人 3,000ウォン (7~18歳未満 1,500ウォン)

後苑エリア 大人 5,000ウォン(7~18歳未満 2,500ウォン)

 

●ガイドツアー案内

建物 日本語 12:30

後苑 日本語 10:30

 

●アクセス

地下鉄 安国駅3番出口から徒歩5分

地下鉄 鐘路3街駅6番出口から徒歩から10分

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