寒い日に思い出す、市庁駅前にある50年伝統の鍋うどん
7日の立冬を控え、道行く人の装いからも冬の訪れを感じるこの頃、こんな寒い日には温かいものを食べて、体の芯から温まりたいですよね。
冬の代表料理の一つとして、日本の「鍋焼きうどん」があるように、韓国でも市庁駅のすぐそばにある「ユリン麺」というお店に、日本式と韓国式をフュージョンさせた「鍋うどん」があります。
1962年から3代続いている「ユリン麺」
ユリン麺は、1962年に創業以来、54年続いているお店で、今は3代目が運営しています。また、ソウル市の「ソウル未来遺産」にも選定されており、名実ともに、ソウル市を代表する伝統のあるお店です。
ソウル未来遺産とは?
ユリン麺の人気メニュー「鍋うどん」
温かくて優しい味の「鍋うどん」
人気メニューの「鍋うどん」は鉄の鍋で煮込まれて出てきます。鍋の中には、うどんの細麺と、さつま揚げ、油揚げ、キノコ、春菊、葱などが入っています。スープは昆布出汁に、醤油やみりんなどで味付けされた和風のスープでサッパリした味です。半熟の卵も一つ入っていて、うどんの麺やスープとよく合います。日本の鍋焼きうどんよりも薄口で、素材の味を一つ一つ楽しめます。
うどんの麺は、ユリン麺の手打ち麺で、注文と同時に茹でるので、コシのある食感が楽しめます。味に少し飽きてきたら、唐辛子や胡椒を入れて、自分好みの味に調整できます。
お鍋の中にはお餅も入っており、このお餅がとても柔らかくて、うどんの麺とは違うお米の甘みと食感が魅力的です。おかずで出てくるたくあんは、ユリン麺の手作りとのことで、他のお店で食べるたくあんと違い、食感が良く、甘すぎず、日本人も好きな味です。
寒い日の夜は、ユリン麺の鍋うどんを食べに行ってみては?
50年伝統の「ユリン麺」は、地下鉄1・2号線「市庁」駅の11番出口と12番出口のちょうど間の路地の中にあります。寒い日の夜は、ユリン麺の鍋うどんを食べに行ってみてはいかがでしょうか?日本の鍋焼きうどんと似ていて違う韓国式の鍋うどんに新しい魅力を発見できるはずです。
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