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日本で上映される秋の韓国映画まとめ

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待望の大ヒット作が次々と日本に上陸! 今月の韓国映画

今月、日本で公開される映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』『オペレーション・クロマイト』はどちらも昨年夏に韓国で公開され、大ヒット。

見ごたえのある作品で、日本の観客もハラハラさせられること間違いなし!

『新感染 ファイナル・エクスプレス』

© 2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & REDPETER FILM. All Rights Reserved.
 
映画あらすじ
証券会社のファンドマネージャー・ソグ(コン・ユ)は娘と特急列車KTXに乗り込んだ。釜山で暮らす別居中の妻のもとに娘を送り届けるためだ。
ところが発車直前の車両に挙動不審な女が紛れ込む。何者かに足を噛まれた女は、人間を凶暴化させる謎のウイルスに感染していた。
やがて女は女性乗務員を襲撃し、噛みつかれた乗務員もウイルスに感染して豹変。その場にいた乗客も次々と犠牲になる。
パニックとなった列車は途中駅で停車し、乗客たちはホームに降りるが、治安部隊の兵士たちもまたウイルスに蝕まれていた。再び列車に飛び乗ったソグだが、娘と離ればなれに。ノンストップで疾走する列車は治安が維持されている終点の釜山へと向かうが―。
 
公式サイト http://shin-kansen.com/
 
疾走する密室で乗客が次々とゾンビ化する恐怖
コン・ユ主演の本作は、韓国で1,100万人超の観客を動員した大ヒット作。ダジャレ感のある邦題にはガッカリだが、映画は今年日本で公開された韓国映画の中でも群を抜く面白さ。なんといっても韓国初の本格ゾンビ映画で、走行中のKTXがパニックに。鑑賞後は新幹線に乗るのを躊躇してしまうほどの恐怖を味わうことになる。
 
写真説明

『新感染 ファイナル・エクスプレス』
(原題:『釜山行き』 2016年/韓国/118分)

2017年9月1日(金)より
新宿ピカデリーほか全国疾走!


最低野郎だったソグの変化にも注目!

『オペレーション・クロマイト』

(c) 2016 TAEWON ENTERTAINMENT. All Rights Reserved
 
映画あらすじ
1950年、南へと侵攻した北朝鮮はソウルを陥落させ、およそ1ヶ月で朝鮮半島の大部分を支配下に収めた。泥沼と化した朝鮮戦争で事態を重く見た連合国軍事最高司令官ダグラス・マッカーサー(リーアム・ニーソン)は、戦局を打開するためソウル近郊の仁川への上陸作戦(クロマイト作戦)を計画する。それは、周囲から「絶対に不可能だ」と猛反対を受けた作戦だった。
作戦の唯一の希望であり、成功のカギを握るのは、北朝鮮軍に潜入したチャン・ハクス大尉(イ・ジョンジェ)。正体がバレれば即座に処刑されることが確実な状況下で、大尉と部隊の精鋭たちはマッカーサー率いる連合軍艦隊を仁川上陸へと導くため、命がけの作戦を開始する。
 
 
ハリウッド俳優だけでなく、脇を固める俳優まで豪華キャスト!
『新感染』と同様、朝鮮戦争でも最南端の釜山は陥落せず、追い詰められた連合軍はそこから戦局を打開する。実際、作戦どおり仁川に上陸してから2週間でソウル奪還に成功している。もし失敗していたら、その後の韓国は一体どうなっていたことか。史実を基にしたアクション大作で、脇役や特別出演までキャストが豪華だ。
 
写真説明

『オペレーション・クロマイト』
(2016年/韓国/110分)

2017年9月23日(土)より
シネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国順次公開


『新感染』と同じく、こちらも命がけ!

『ソウル・ステーション/パンデミック』

©2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & Studio DADASHOW All Rights Reserved.
 
映画あらすじ
夏の夜、ソウル駅の片隅でホームレスの老人が首から血を流していた。老人の弟は周囲に助けを求めるが、誰も取り合ってくれない。結局、老人は息絶えてえしまうが、遺体が行方不明に。ようやく発見されたとき、弟が目にしたのは、人に噛み付く凶暴な老人の姿だった。
その頃、ヘスン(声:シム・ウンギョン)は同棲中の恋人キウン(声:イ・ジュン)と大喧嘩していた。彼が、風俗から逃げてきたヘスンに体を売るよう迫ったからだ。怒ったヘスンは街をさまようが、ソウルの中心部では異常事態が起きていた。人間がどんどん凶暴化していたのだ。キウンの元には、ヘスンの父親(声:リュ・スンリョン)と名乗る男性が現れ、一緒に彼女を探しに行くが―。
 
公式サイト https://pandemic-movie.com/
 
いくらなんでも悲惨すぎるヒロイン
『新感染』の前日譚で、同じヨン・サンホ監督の長編アニメ。『新感染』と違い、本作では帰る家のない人たちが描かれている。ヒロインは風俗から逃げてきた上、恋人から「体を売れ」と言われる始末。喧嘩して安宿にも帰れない。そんな悲惨な状況でゾンビ化した人たちに追いかけられる。“泣きっ面に蜂”とはまさにこのこと。
 
写真説明

『ソウル・ステーション/パンデミック』
(原題:『ソウル・ステーション』2016年/韓国/92分)

2017年9月30日(土)より
新宿ピカデリーほか全国ロードショー

死ぬも地獄、生きるも地獄のヒロイン

text:児玉愛子

しばらくお待ちください


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