ヘンリー8世と6人の王妃。その王妃たちのゴースト伝説は世界的に有名。
ハンプトン・コートは「6人の王妃を取っ替えひっかえした」ことで知られるヘンリー8世居城だけど、むしろ「ゴースト伝説の宝庫」としての方が知られてるんじゃなかろうか。
実際問題としてハンプトン・コートには一体どのくらいのゴースト伝説があるのか?…いや、あると言われているのか?ざっと確認しただけでもこれだけのゴースト伝説がある。
①キャサリン・ハワード:
ヘンリー8世の5人目の妻。彼女が髪を振り乱し、叫びながら走っていく幽霊が出るといわれる、通称“ホーンテッド・ギャラリー”は英国随一のゴーストスポット。
②ジェーン・シーモア:
使い捨て男子出産マシンとして死んだ3人目の妻。大時計で有名な中庭クロック・コートで彼女の幽霊を見た、いや私は階段で見たといった報告が多い(…らしい)。
③アン・ブーリン:
2人目の妻。このヒトは映画にもなってるほど有名な王妃で、ハンプトン・コートばかりじゃなく、斬首されたロンドン塔でも自分の生首を持った姿で出没するだの、子供時代を過ごしたナントカ城にも出るだの、あちこちでゴースト伝説になってる。
多忙な出演スケジュールをこなすゴースト界のスーパー・セレブ。
④トマス・ウルジー枢機卿:
ヘンリーの重臣だったけど、お妃1号離婚工作に失敗して地位を追われ、このハンプトン・コートも横取りされた(形の上では献上した)。恨んでるだろうなーそりゃ。
⑤ヘンリー8世:
上記①〜④の幽霊が出る原因を作った張本人まで幽霊になって出てくるっていうんだからなんだかもうワケがわかりません。
⑥シビル・ペン:
ヘンリー8世の息子エドワードの乳母。ハンプトン・コート内に埋葬されたけど、19世紀にその墓が掘り返され、移設されたのがキッカケでゴーストになって復活したんだとか。
そんなゴースト伝説に彩られた城、ハンプトン・コート。ロンドンからは電車で30分くらいですよ。
ハンプトン・コート・パレスの楽しみ方
ここの楽しみ方を紹介してください。