金井山城の基本紹介
小さな万里の長城といわれる金井山城
韓国の人たちは、登山が大好きです。年齢を問わず、週末には登山に出かける人をよく見かけます。
釜山で、気軽に登れる山といえば、「金井山(クムジョンサン)」です。山登りが大好きな釜山市民が週末に家族と訪れるピクニックのメッカです。その金井山には、韓国最大の城壁が築かれているのです。万里の長城のミニ版といったところでしょうか?
南門
温泉場にある金剛(クムガン)公園でケーブルカーに乗り、到着点から歩いていくこと約20分ほどで行き着くのが、この南門。4つの門の中でも特に単純で素朴な作りをしています。南門の一帯ではカヤ時代の遺跡がたくさん発掘され、古代にもこの周辺を人々が行き来したことを物語っています。
東門
地下鉄1号線、温泉場駅(オンチョンジャン)駅から、203番バスに乗ります。週末になるとたくさんの人が集まるのがこの東門です。金井山登山をここからスタートする人も多いです。昔は、屋台などが並んでいたようですが、最近では、規制され、屋台や座って色々食べ物を売っている姿は見かけなくなりました。四つの門の中心的な存在となっている東門ですが、昔もこの東門が一番の関門だったそうです。
西門
四つの門のうち唯一、渓谷に位置し、その芸術的な感覚がとくに秀でているといわれるのがこの西門。また、洛東江(ナクドンガン)河口に侵入する外敵を押さえ込むために作られた門だけに、特に重要な城壁だったといわれています。しかし、とても離れたところにあるせいかここまで訪れる人が少ないです。西門の隣に流れる川には、険しい渓谷に囲まれているにもかかわらず大きく重々しい石で作られたアーチ型の水門があり、その技術に感嘆せざるを得ません。
北門
4つの門の中で一番小さい門がこの北門。その粗さから急な乱に待避し建てられた山城本来の姿を自然に物語っているとも言われています。この北門周辺も人々の往来が多いです。この北門から、どんどん山を下っていくと、梵魚寺(ポモサ)に到着します。
役立つ情報
~金井山城土産酒 (マッコリ製造工場)あり~
事前連絡をすれば工場見学や10本単位でのマッコリ購入が可能
(電話番号/051-517-6552
)
温泉場から203番バス/金城洞事務所
で下車してすぐ。