くれない

2008年しゃぶしゃぶのお店からリノベーションを経て、新しく日本式居酒屋と大変身した「くれない」。大通りを曲がり、坂道を少しあがったところにある２階建てのこちらのお店は和の限りを尽くした印象的でオシャレな内装と、種類豊富な日本酒、丹精の込められた美味しいおつまみが評判を呼び韓国の各メディアからも注目されているお店です。ワインのソムリエを扱ったドラマ「Terroir」や家族愛を描いたドラマ「家に帰る路」、そして2009年大ヒットのドラマ、結婚によって運命を変えられた女性を描いた「内助の女王」のロケ地にもなりました。
入り口から少し階段を上がって中に入ると、まず目に入るのはフロアの真ん中にそびえる大きく輝く桜の木です。その桜のオブジェを囲むようにしておでんバーのカウンターがあります。照明が全体的に暗めなのがライトアップされた桜をより幻想的にし、優雅で乙な雰囲気をかもし出しています。浮世絵が描かれたすだれや、祭りちょうちん、壁に力強く書かれた日本語のメッセージから和の風情を感じます。インテリアは古風に統一しながらも音楽は「Free TEMPO」や「Fantastic Plastic Machine」などの渋谷系というのも日本のクラブにいる感覚で、モードな弘大の若者心をぐっと掴んでいます。
2階には個室があり、個室から1階が見下ろせる構造です。窓からすぐ桜が見下ろせて神秘的な風景でお酒を楽しめます。それぞれ壁には人生の教訓やエールを含んだ日本語のメッセージが書かれていますが、これは全て社長が自ら書いたもの！文字の丸みと力強さに想いが込められていて、見る人の心をじーんと暖めてくれます。2階の個室は別途でルーム料金がかからないのでご安心を！夕方は混むので、あらかじめ予約して行くのが得策です。
くれないは居酒屋というだけあって、おつまみ、お酒の種類が豊富です。おつまみでも特に人気なのが「牛肉のたたきサラダ」と「お好み焼き」。牛肉のたたきは柔らかくてマヨネーズベースのドレッシングと良く合います。サラダと一緒に食べるからサッパリといくらでも食べられちゃいますよ。お好み焼きは鉄板に乗せられて出てきます。かつお節が踊っているのを見るだけで食欲がそそられますね。中はえびなど海鮮類が入って、あつあつのとろとろです。お酒は韓国ではなかなか無い、サワー類も多くあるのがうれしいところ。日本ではない、「ゆずサワー」がお勧めです。新鮮な食材を使ったまぐろの刺身も人気ですよ。サービス精神も日本にならっているとかで、スタッフの皆さん活発かつ丁寧なので気持ちよくお食事できます。朝5時まで営業しているのでまったりとお酒を楽しみたい人にお勧めのお店です。

*2階の個室はルーム費無し！

*夕方からは混むため、桜が見える個室をご希望の場合は電話にて予約をお願いします。