中国の冠婚葬祭

中国の冠婚葬祭

 

■中国の結婚式

近隣するロシアやモンゴル、ベトナムなど多様な文化を受け、地域により文化が異なる中国。

ここでは一般的な中国の結婚式をご紹介いたします。

日本でのスーツに白ネクタイは、中国では葬式の際の服装ですのでご注意ください!

 

*結婚式の流れ

◎新郎、新婦家に向かう

新郎側が新婦の家までお出迎えに行き、夫婦が長く幸せでいられるよう一緒に麺を食べる。

その後、新朗が新婦を抱きかかえて車に乗せる!リムジンを手配する人が多い。

◎結婚式場到着

司会者の合図で入場。結婚証明書を読み、指輪交換をする。

また、お互いの腕を交差させてお酒を飲んだりする。

◎家族同士の挨拶

お時儀をする回数などが決まっており、お互いの両親や参列者にお辞儀をする。


◎煙草とお酒で各テーブルへ挨拶

新朗新婦が出席者にたばことお酒を注いで乾杯し、挨拶する。

全部のテーブルを回るため、大きな結婚式ではかなり時間がかかる。もちろん、未成年者にはジュースを出す。

また、テーブルでのあいさつが終わって食事が済んだ席から自由に帰宅OK!

 

 

*結婚式の贈り物

中国では、贈り物として避けておいた方がいいものが多いため、参列する機会のある人は注意しよう。

以下にあげているもの以外にも、偶数が好まれており日本とは逆なので注意が必要。

縁起のいい色は紅色。白や黒、藍色の包装紙は避けよう。また、家族全員で使えるものが好まれる傾向にある。

《避けた方がよいもの》

別れるという発音に似ているから
発音が「邪」という意味に似ている
発音が「散」に似ており別れを連想させる
置時計 死を連想させる
ハンカチ 悲しいときを連想させるため
靴下 日用品は好まれない
タオルなどの日常品 日用品は好まれない
緑の帽子や緑色の身につけるもの 男女ともにタブー
黄色のもの 金色やオレンジ色などは好まれる

 

 

■中国のお葬式

中国で最も多いのは「土葬」。ただし近年は政府により沿岸部は火葬をするよう義務付けられている。

地方にもよるが、火葬が増えてきた都心部では親類だけで行う場合が多いため、招かれない場合は弔慰金を渡すのみで良い。

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1
記事最終修正日時: 
2013.03.07 07:58
最終編集: 
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