中世の佇まいが残る静かな街
フィゲーラスからバルセロナへ向かう列車の左手の車窓から、丘の中腹にある大聖堂の威容がうかがえる「ジローナ」。駅近くの新市街からオニャール川を渡れば、旧市街となる。オニャール川沿いの家並みと橋が、ここ「ジローナ」の代表的な風景である。橋の両端にあった塔が近世になって不要となり壊された後に、この景観の住宅が建ったそうだ。ここは川に沿って、細長い街である。街の中には古いアーケードの商店街が続き、家々は自然の山壁に沿って建てられ、大聖堂(カテドラル)は、商店街を抜けた階段の上にそびえ立つ。
カテドラルには貴重な「天地創造のタペストリー」が収められている。また、城壁の上を歩く「哲学の道」と言う散歩道も素晴らしいし、アラブ風呂というのも名所だ。それに、大聖堂の横道から続くユダヤ人地区(CALL・BARRIO・JUDIO)は石畳の坂道と石段の道に囲まれ何とも言えず美しい旧市街である。それぞれ独特の雰囲気を持った坂道の路地で、じつに魅惑的だ。日本人には知られていないが、白人達には人気のある「ジローナ」。見どころ満載の、雰囲気良しで、ぜひゆっくり観光したい場所だ。
ジローナの楽しみ方
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