中国の朝ごはん事情
中国の人はどんな朝ごはんを食べるのだろうか。地方によって少し種類が違うのだが、どこも美味しい。中国人はあまり自身で朝食を作らないようで、朝になると朝のみの屋台が出たり、朝メニューを出す食堂がたくさんあるので、そこに買いに行くというのが朝の光景である。そして中国全土、共通してある朝定番メニューはやっぱり馒头(マントウ)に包子(バオズ)。馒头は肉まん生地が少し固くなって具なしという感じ。とてもシンプル。包子は日本の肉まん。でも中国では具の種類がいくつかあり、野菜が中に入っている菜包も人気だ。馒头(マントウ)菜包包子。私の家の近くや、大学近くの通りも朝になるとたくさんの屋台が出ていて、どれもこれも気になる。でも、私の中ではちょっと変わっていて中国でしか食べられないオリジナルメニューが何より目を引く。今回上海に来た時からずっと気になっていたのが中国風クレープ「煎饼(餅)」。クレープより弾力のある生地の上に卵を割り、漬物やネギ、パクチーなどを入れ一瞬で焼きあがる。上海に来たばかりの頃、中国語が全く分からなかったため頼み方も分からなかったのだが、大学始まってすぐ大学近くの店の煎饼がどうしても食べてみたくて、ある日の朝、頑張って買ってみた。そしたらパクチー様がたくさん入っていて一瞬「うっ・・・」となったのだが、それでも美味しくて完食!煎饼以外にも面白いものがあり、中国版巻きおにぎりとでも言うのでだろうか。正式名称が未だに分からないが、それもすごく美味しくてしょっちゅう食べている。作り方はまきすの上にラップをひいてご飯をのせ、細かく切った漬物やふりかけのようなものに、好みで卵焼きなど様々な具を追加でき、私はいつも油条と言われるサクサクした平べったいテンカスのようなものを砕いて乗せ、キュウリの千切りを乗せてもらっている。それをギューギューと巻いて前後をゴマすりのような棒でグッと押して完成。ラップに包まれている。中身はこんな感じ。すっごーいはまる。これで3元(約40円)その他、にら饅頭のようなものや、かぼちゃを練りこんだ揚げ餅のようなもの、パリパリ、さくさくのパイのようなものや韓国の「チヂミ」のようなものもあり、もう、どれもこれもすごく美味しくて、毎朝何にするか地下鉄乗りながら胃袋と相談している。
でも、どれを買うにしても現地人に欠かせないのは豆浆(豆乳)!私もいっつも飲んでいまる。日本のように味付けされておらず、少し砂糖が入っているだけでシンプルでとても美味しい。以上紹介した品々を、朝買って帰る人や出勤、通学中食べながら歩いている人がたくさん。私も毎朝時間がないので大学に行くまでに歩きながら食べている。中国の食事、日本にある中華だけではなく、本当にいろんなものがある。他の国では決して見れない独特のものがたくさんで、というか独特すぎて面白い。
中国の朝ごはんのオススメメニュー
ここのオススメメニューを紹介してください。