フランスのクリスマス
ノエルはフランスのクリスマス。ラテン語が語源で、誕生の日という意味である。ノエルにはみな家族のもとに集まる。12月に入ったあたりから家の中には飾りつけがされ、ツリーも置いてあったりする。注目すべきは、ツリーの根元。イエス・キリストが生まれた時の様子を再現してある。今年は本物の動物を使うのが流行なのか、教会に入っていくロバなんかも見かけた。夕方18時頃からのアペリティフ(食前酒)に始まり、みんなで飲んでしゃべって食事にとりかかるのは21時頃。クリスタルのグラスと銀のナイフフォークは、この時しか使わないそう。牡蠣、ランゴスティンなどのシーフードの盛り合わせやフォアグラなどなど、前菜だけでもお腹がいっぱいになるのだが、メインは大きな鳥の丸焼き。
12時が近づくと、大人たちは子供達を別の部屋に連れて行き、ツリーの根元にプレゼントを置く。12時になったら、キリストの人形を飾る。キリストを安置したら、プレゼントタイム。一人ずつ、プレゼントを開けてはしゃいでプレゼント開封が終わったのは2時過ぎ。食事がまだ終わってなかったので、再開。メインの後のチーズとデザート。その後ディジェスティフ(食後酒)を飲みながらまたしゃべって寝たのは朝の5時ごろだった。