エコール・ド・パリの巨匠、藤田嗣治
藤田嗣治(1886-1968)が晩年をすごした住居兼アトリエである、メゾン・アトリエ・フジタを訪れた。日本でもまさに彼の生誕120年を記念して展覧会(生誕120年 藤田嗣治展)が開かれているようだが、フランスにおいて最も有名な日本人画家とも言われているという。パリの郊外(30キロほど離れてた場所)にある小さな村、ヴィリエ・ル・バックルにたたずむ小さな小さな家がそのアトリエ兼住居。今まで全貌が明らかになることがなかったという彼の生涯。彼の最後の婦人、君代夫人が県に寄贈したために内部の見学が可能になったという。美術館への苦手意識をかなり変えてくれたのは、一度見たら忘れることのない彼の顔(ヘアースタイルかな?!)。そして「彼は散歩に出かけていて、ちょっと留守にしています。」とでもいうような、彼の生活がそのまま残されている内部。今なお生きている藤田が動いている空気を感じるような空間はとても素敵で興味深かった。
アトリエ・フジタの楽しみ方
ここの楽しみ方を紹介してください。