貞洞劇場インタビュー④
韓国伝統文化を言葉なしのノンバーバルで楽しめる 公演『美笑(Miso)』は、
海外からの旅行者にも長年愛され続けた公演の一つ。
韓国でしか聴けない音色、観覧出来ない舞踊、
感じられない伝統文化をまとめて楽しめる公演です。
そんな美笑(Miso)貞洞劇場で新たに始まる『裵裨将伝(ベビジャンジョン)』に出演する、貞洞劇場の風物チームにお話をお伺いしました。
海外からの旅行者にも長年愛され続けた公演の一つ。
韓国でしか聴けない音色、観覧出来ない舞踊、
感じられない伝統文化をまとめて楽しめる公演です。
そんな美笑(Miso)貞洞劇場で新たに始まる『裵裨将伝(ベビジャンジョン)』に出演する、貞洞劇場の風物チームにお話をお伺いしました。
4名はどのような過程で一つのチームになったのでしょうか? |
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『美笑-裵裨将伝(ベビジャンジョン)』公演のため2月から練習を始め、全体11名を基準に4名ずつ1チームで舞台にあがります。 |
風物とはズバリなんでしょうか? |
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農楽又は伝統儀式(簡単に言うならば、風物、風楽と言う)は、かね、杖鼓(ジャング)、太鼓、銅鑼(どら)の4つの楽器(サムル)とナパル(国楽で使用する楽器でラッパの一つ)、唐人笛、手鼓などの楽器を基本構成にし、楽器演奏と動作、そして、陣を構成して行う遊戯と演技を全て指す言葉です。一番代表的な農楽は、以前、農村だけでなく、村で行っていた広場で行われる民族遊戯があげられます。 韓国農村の一番代表的で、普遍的な遊戯だった農楽は、全国的に分布されました。農楽は、一方で遊戯にだけ使用されるだけでなく、様々な信仰的な行事に基づき、正月初旬に家を周る地神祭りなど、その年の厄除けをし、井戸を回る儀式(井戸の水を良く出すように行う儀式)のような事もします。この様に、農楽は、農村にありながら、集落に住む人々の娯楽と信仰、その他全ての共通生活の中心となり、民族遊戯と呼ばれる、素晴らしく多彩な面を持っています。 |
サムルノリとの違いは何ですか? |
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昔の人々が、畑仕事をし、楽器を使用し歌を歌い、興を楽しんだ事をひっくるめて風物と言うのですが、
1979年に金德洙(キム・ドッス)先生が4つの楽器だけを用いて、公演をし始めた事から、サムルノリと言う言葉が誕生しました。 サムルノリは、1978年2月28日、ソウル鐘路区仁寺洞の空間サランにて金德洙(キム・ドッス)を中心に旗揚げされた「サムルノリ」組で演奏した事から始まりました。伝統的ではありますが、新たに創案された音楽にふさわしく、サムルノリ組は管弦楽団と協演したり、ジャズバンドと一緒に公演するなど、多様な活動を繰り広げたりします。一言で定義するのが難しいので、外国人の方達は直接、公演をご覧頂くのが、一番理解しやすいかと思います。 |
それぞれ、農楽を始めたきっかけは何でしょうか? |
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イ・ギス:他の人達が、仕事を探すように自然に農楽をやり始めました。現在、使命感をもって舞台にあがっています。
イ・チャンヒョン:私は偶然やり始めました。最初は、仕事としてまで考えてなかったのですが、サムルノリ舞台を観て、魅力を感じ、本格的に始めるようになりました。 キム・サンヨン:数学や別の勉強をしたかったのですが、趣味で始め、もっと上手くなりたいと言う思いで、高校生の時から、専門家に習い職業に就くようになりました。 クォン・ジェファン:父がパンソリをしていたので、自然にパンソリを趣味で始め、高校の時、国楽科に入学しサムルノリを専攻し変わりました。 |
最後に伝えたいメッセージはありますか? |
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練習がとても大変で負傷したりもしましたが、観客達の呼応が良かったり、拍手が大きい時には、自負心を感じます。伝統公演は、俳優と観客が一緒に行う公演です。サムルノリが登場する時は、一緒に楽しもうと言う意味で、拍子に合わせて拍手しながら一つになれば、観て楽しい観覧になると思います。今後とも、裵裨将伝(ベビジャンジョン)公演をどうぞよろしくお願い致します。 |