貞洞劇場ストリート野外公演 - IN 明洞芸術劇場前
貞洞劇場は8月29日、明洞芸術劇場の前に野外ステージを設け、
約45分間にわたって無料の伝統公演を行った。
- 貞洞劇場が明洞にやってきた!ソウル市民を伝統公演でヒーリング
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この野外ストリート公演は、ソウル市民に韓国伝統文化を気軽に
楽しんでもらえるようにとのコンセプトで開かれたもの。そのため公演は平日の
お昼休みにあたる 12時半から始まった。周辺の会社に勤めるOLやサラリーマン、
海外観光客が、カヤグムの音色に足を止め、伝統音楽を楽しんだ。 -
- カヤグム、ソグムの優雅な音色
- サムルノリのリズムに観客も手拍子
- しばし音楽で休息するソウル市民
- 舞踊、パンソリ、多様なストリート公演
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カヤグム(伽倻琴)、ソグム(小笒)、ヘグム(奚琴)などの韓国伝統楽器でのセッションから始まり、パンソリ歌い手のMCで本格的に公演スタート!
パンソリ1曲目「スッテモリ(乱れ髪)」では、生き別れとなった恋人の夢龍(モンニョン)への春香(チュニャン)の想いが悲しい歌声で伝わり、観客の心を震わせた。
※ 春香伝:身分の差を越えた恋を描いた、
朝鮮時代の古典小説。▶ 詳しくはコチラ https://www.utravelnote.com/seoul/play/miso-jeongdong -
- 中には涙を見せる海外客も!
- 明洞の街中にパンソリが響き渡る
- 2曲目は母国を讃える「美しい国」。
- 華やかなタルチュム(仮面踊り)、サムルノリ、盛り上がりは最高潮に!
- パンソリの後には、海外観光客にもお馴染みのタルチュム!(仮面踊り)。奇怪な仮面を被り、キレのある重厚な動きが印象的な踊り。中間で仮面を外し、最後はアクロバティックな踊りへと展開する。仮面の中の俳優がイケメンぞろいで、仮面を外したとたん、カメラを構える若い女性の姿も。タルチュムに続き、サムルノリの楽しいリズムと迫力ある乱打(ナンタ)で手拍子とともに観客のテンションは最高潮に達した。最後には、女性陣の踊りで華やかなクライマックスを飾った。
- ストリート公演と侮ることなかれ!貞洞劇場の実力派メイン俳優が勢ぞろい!
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驚いたのは、今回のステージ、キャストが貞洞劇場のメイン俳優中心に構成されていること!
舞踊の美しさはもちろん、表情も迫真の演技!野外ということも忘れて、のめりこんでしまうほどの集中力と演技力を披露した。炎天の中での最高の演技にプロフェッショナルがにじみ出ている。
- 韓国伝統公演のグローバル化、未来のアーティスト育成に力を注ぐ貞洞劇場
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実は、野外公演は貞洞劇場で初めての試みではない。
今までアジアをはじめ世界各国で、野外公演を独自に行ってきた。今回の公演もまた、世界進出してきた経験でクオリティ最高の舞台となった。
また、10月14日から31日までの2週間、トルタムキル(石垣道)プロジェクトといい、昼夜各1回、新人アーティストによる公演も始まる。100万人観客動員を達成し、ますます活躍が世界に、次世代に広がっている貞洞劇場。今後の活躍にも期待したい!