有名な大陸鉄道
オーストラリア大陸横断鉄道の1つ、インディアン・パシフィック鉄道。シドニーパース間を結ぶ長距離鉄道で、全長は3961キロ。トランスコンティネンタル鉄道とも呼ばれている。アデレート駅からも乗車可能。ちなみにシドニーとパースの間は4352km、約64時間。今回も夕方アデレードから乗って、途中停車駅を経て、丸1日列車内で過ごし、その次の日の早朝にパースに到着した。途中から世界最長の直線状の線路476kmがあるナラボー平原を一直線に走るのだが、ここでは周囲に何もなくずっと草ばっかりの風景が続き、変わったものが見えたと思えば木が1本あっただけというような、すごく単調な風景が続くので、暇つぶしの本や音楽を持参することをおすすめしたい。
サービスは、レストランでの食事が含まれるツインキャビンとシングルキャビン、含まれない寝台車と座席の4つに分かれている。キャビンには化粧室やタオルなどもあり、ホテルが移動しているもので、ただ部屋は狭いと思っていれば良い。キャビンの食事については食堂車があるので、準備ができると車内アナウンスで案内がある。食事は3交代制のようで、メニューは決められたもの。テーブルに着くと定食のようにすでに置かれている。
等級別のラウンジカーもあるので、飲み物が欲しいときや、大きなソファーで休憩したいときは、そこで過ごしてもいいかもしれない。運行スケジュールは変わるので、興味がある場合は事前に確認しよう。