陰暦1月1日(ソルナル)に食べるトッククの由来と作り方をご紹介!
今年の旧正月は2月8日。
あす2月6日~2月10日が旧正月の連休になります。
ところで韓国では、陰暦1月1日の朝に決まって“トックク”を食べる文化があります。
トッククとは、お餅の入ったスープのことで、「昨年の災いをすべて洗い流し、新しい一年を開く」という意味を持っています。
また、韓国では、1月1日から数え年で歳を1歳とるのですが、トッククを食べて「歳を取った」と考える慣習があります。
韓国人にとって旧正月にトッククを食べるということは、新年を迎える儀礼なのです。
なぜお餅なの?
実は、何故トッククが新年の料理になったのかについては文献でも定かではないようです。
しかし、トッククの主材料である“カレットッ”が白くて長い形から“純粋”や“長寿”を意味するため、新年の最初の料理に定められたのではと考えられています。
実際にトッククに入れる時は、カレットッを斜めに薄くスライスしてスープに入れます。
トッククを家で作るには?
トッククの作り方はカンタン!誰でも30分で十分完成できます。
1.カレットッを切って、冷たい水に10分程度つけてふやかします。牛肉は、水に漬けておいて血を抜きます。
2.鍋にごま油を入れ、牛肉と、みりん大さじ2、ニンニク大さじ1を一緒に入れて炒めます。
3.牛肉の色が変わったら水を3カップほど入れて煮ます。
4.牛肉のダシが出てきたら、お餅を入れて煮ます。しょうゆ大さじ1と、塩少々で味を調えます。
5.お餅に火が通ったら、卵を溶いて入れ、ねぎも入れます。韓国海苔ものせて完成です!
※カレットッが無い場合は、他のお餅でも代用できます。そのときは米餅を選びましょう。
※卵は、黄身と白身を分けて細きり卵を作って乗せるとより見た目も美しくなります。