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世界をつないだ安東の「仮面」

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フュージョン仮面舞に国際仮面フェスティバルと仮面文化の世界化担う安東

ソウルから車で3時間、朝鮮時代の両班貴族の歴史と文化が色濃く残る街、安東。

安東は今、単なる伝統にとどまらず、「世界の仮面文化の都市」として注目されています。

 

米・英・仏などで海外公演も行っている重要無形文化財「河回別神グッ仮面舞」

安東の代表的な名所、河回村では、毎週土日になると、常設公演「河回別神グッ仮面舞」が開かれます。

韓国文化観光研究院が運営する観光知識情報システムによると、河回村が世界文化遺産に指定された2010年以降6年間で訪問した観光客は746万人に上ります。河回別神グッ仮面舞は、アメリカ、イギリス、フランス、中国などの世界各国に呼ばれ、海外公演を行うなど河回仮面の世界化が進んでいます。

 

 

河回村の入り口には、世界仮面博物館もあります。韓国の伝統的な仮面は勿論、中国、インドネシア、メキシコ、パプアニューギニア、ニュージーランド、フランス、ソロモン諸島、クック諸島、アフリカ一帯の仮面2000数点が展示されています。

儒教ランドのフュージョン仮面舞「Hi Mask」

最近、河回村以外でも面白い仮面舞が行われています。文化観光団地内にある文化体験型テーマパーク「儒教ランド」では、安東の伝統と現代的な要素をフュージョンさせた仮面舞「Hi Mask」が人気です。公演は、セリフの無いノンバーバル形式で行われ、韓国の仮面のみならず色々な国の仮面が使用され、ダンスやパフォーマンスを繰り広げます。儒教ランドの中ではこのほかにも、仮面づくり、仮面舞体験、韓服体験など様々な体験プログラムに参加できます。また、河回仮面は勿論、アイアンマンやバットマンなどのハリウッド映画に出てくるマスクまで200数点の仮面が展示されている世界の仮面展示館も見ものです。

安東の一大祭り、国際仮面舞フェスティバルは2016年9月30日開催

今年20回目となる安東の一大祭り「国際仮面舞フェスティバル」は9月30日から10日間行われます。

この期間には国内の重要無形文化財である仮面舞が12種、中国、日本、ロシア、フランス、エジプトなどの12か国の海外の仮面舞をひとつの舞台で見ることが出来ます。

 

世界仮面連盟も安東に位置

2006年9月に創立した世界仮面文化芸術連盟(IMACO)は安東に本部を置いています。

国際仮面舞フェスティバルが成功を重ね、国際民間団体がここ安東に発足しました。

56か国131の団体と個人が会員となり参加しているIMACOは、仮面文化の研究および調査は勿論、世界仮面関連文献のデーターベース化や、学術大会、展示会を行うなどし、仮面関連専門機構としての基盤を築いてきました。創立から8年後の2014年6月には、パリで開かれたユネスコ無形文化遺産保護協約当事国総会で、仮面と仮面舞に関する国家諮問機関として認可を受け、ユネスコ事業への参加資格も備えました。

仮面文化のグローバル化は安東から!

安東は、もはや韓国の伝統や歴史を学ぶ場所だけではなく、世界の仮面文化を楽しめる場所として大きく発展しています。特に、9月30日の国際仮面舞フェスティバルは1年で一回しか行われない貴重なイベント。

この機会を狙って、世界の仮面都市、安東への旅行をご計画してみてはいかがでしょうか?

しばらくお待ちください


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