今年から来年にかけソウル市内の地下鉄、バスなど公共施設のWIFI強化
23日の各紙ニュースによると、ソウル市が2020年までに世界的なデジタル首都にすることを目標とした「ソウルデジタル基本計画2020」を発表しました。
これによると、2017年までにソウルの公共場所全域を“無料WIFI ZONE”にする計画とのこと。公共場所には、地下鉄やバスなどの交通施設内は勿論、地下鉄出入口周辺や、伝統市場などの主要ストリートや観光名所、公園などが含まれます。
今でも既に、交通施設内に共有器(AP)が設置されてはいますが、インターネットの速度が遅く、車内の利用者が突然増えるとインターネットが切断されたりと、利用が不便です。ソウル市は、無線共有器を1万余個に増やして公共場所でも円滑にWIFIを利用できるようにするとのことです。
駐車場の空きスペースもアプリで確認!
市内の運転には欠かせない統合駐車情報システムアプリも開発されます。
これによってスマートフォンで現在地からもっとも近い駐車場の位置を確認したり、リアルタイムで駐車場の空きスペースが何個あるか確認できるようになります。
このシステムには、2020年までにソウル市の公共、民間駐車場の47%(全体で545箇所)の情報が登録されるようです。
子どもや老人の安全を考えたシステムも
これ以外にも、幼い子どもや痴呆症の老人の安全を考えた公共サービスも準備中とのこと。腕にスマートバンドを付けると、使用者の位置情報が保護者のスマートフォンやTVに反映され、使用者が特定の位置からはみ出る場合、そのことをスマートフォンに教えてくれるシステムで、社会的弱者層に無料で提供されるとのことです。
観光情報も自動でスマートフォンに伝達!
外国人観光客にとって嬉しい情報システムも開発計画中。
ソウル市内で文化財や観光名所を通り過ぎるとき、スマートフォンにリアルタイムで現地の情報を伝達してくれるシステムも開発されるようです。
ますます便利になるソウル!WIFIサクサク繋がる安心
ソウル市は2020年まで、4千605億の予算を投入してデジタル都市の確立を目指します。
来年には、WIFIがソウル市内の公共施設全域に普及され、今よりもっと楽に無料でインターネットを利用できるようになるでしょう。
海外に出ると不安なのがネット環境ですが、来年からソウルでは“繋がっている安心感”でより自由に旅行を楽しめそうです。